認知症になっても安心して暮らせる仕組みをつくる

2015年4月14日 11時09分 | カテゴリー: 活動報告

1、高齢者福祉について②
 世田谷区の人口に占める65歳以上の割合は今年1月20.2%とで5人に1人となっています。人数にすると17万4千人以上です。その中の約2割にあたる3万5千人がH25年度の介護保険認定を受け給付は481億円です。今年度の予算では給付約597億円で100億円以上増えています。 

 このような中で世田谷区では認知症が毎年1000人増えていると言います。
 医療の進歩は目覚ましく、認知症も早期発見、早期対応で、できるだけ認知症が進まず自分らしい生活が維持できるようになってきました。
  世田谷区では国のモデル事業としていち早く初期集中支援チームによる早期対応を2年前から実施しています。このチームは医師・看護師・理学療法士・作業療法士らの専門家で構成され、もしかしたら…と疑われる当事者やご家族をこちらから訪問して支援するものです。実際に支援によって、定期的な医師の診断を受けるようになったという報告があります。

  早期発見すれば認知症の進行を遅らせることができることを区民に積極的に周知し、早い段階から支援できる体制をさらに整備することが今後重要になってきます。

 早期発見、早期対応で、できるだけ認知症が進まず自分らしい生活が維持できるように、初期集中支援チームを増やすために人材確保と人材育成に力を入れ、充実した初期支援体制をつくることが今後の課題です。

  家庭での生活が難しくなった場合には、認知症対応型のグループホームは現在37か所702人分あり、ホームよっては空きもあります。これからは自分にあったグループホームを選ぶ時代になるでしょう。しかし課題もあります。

 利用者の高齢化と重度化に対応できるようになっているか設備を見直す必要があります。人生の最期をグループホームで迎える方々も少しずつ増えています。職員には、いのちと向き合う「看取り」の心構えも必要になっています。

 今後、ますます重要になってくる高齢化への対応。いくつになっても住みなれた地域で、安心して自分らしく暮らし続けられることができる仕組みを確実に実現してまいります。