区立砧南中学校の人権講演会

2012年12月25日 17時31分 | カテゴリー: 活動報告

12月8日(土)、区立砧南中学校の人権講演会に出かけました。講演された南沢創(はじめ)先生は、栃木県宇都宮市で中学校の音楽教師を経て、現在は、小学校で音楽の教師をされていますが、視覚障がいをお持ちです。

 南沢先生は、はじめにバイオリンの演奏をされてから、「幸せでないことを一つひとつ取り除いていくことが福祉です。」と話し始めました。自分が幸せを感じる時は、例えば、できないことができるようになった時、他の人と心が通じ合った時、社会から自分が必要とされていると感じた時などと、生徒たちにわかりやすく語られました。

 南沢先生は、先天性の病気によって視力が徐々に失われたそうですが、目を守るために小学生の時からサングラスをかけていたため、いじめにあった経験を話されていました。
「どんなにいじめられても、親には決していじめのことは話さなかったけれど、親が異変に気がつき、心配して学校の先生と連絡を取り合い、大人たちが見守ってくれていたので自殺しないですんだ。つらいこと、悲しいことがあった時、家の近所の自然豊かな場所にある、クサギの木の下にいつも行った。クサギの木の下が自分の居場所だった。自分には居場所があった。」と。
そして、「一人ひとり、自分がどうすれば幸せになれるのか考えて、幸せになれるように進んでほしい。」と結びました。

 つらい体験をしても、どうすれば自分が幸せになれるのか考え、幸せになれるように前に進み続けた南沢先生だからこそのお話でした。

 区立砧南中学校は、2011年5月、生徒総会で「砧南中学校人権宣言」を採択しています。この人権宣言の一条には、「一人ひとりの個性を尊重し、互いに認め合い、いじめを絶対に許しません。」とあります。
砧南中学校のような人権教育の取り組みを、世田谷区のすべての中学校で積極的に行えるよう、区議会でも働きかけてまいります。