ベトナム民族アンサンブルコンサートを聴いて

2011年10月27日 10時58分 | カテゴリー: 活動報告

 10月25日、成城ホールにベトナム民族アンサンブルのチャリティーコンサートを聴きに行きました。このコンサートは、ベトナム戦争による枯れ葉剤爆弾の被害者支援のために毎年行われ、今年で16回目ということです。今年は、東日本大震災被災者支援のために、被災地を回ってコンサートを行ったそうです。

 ベトナムで、日本の3月11日の大地震のニュースが流れた時、多くのベトナムの方々が、日本大使館にお見舞いの気持ちを表すために、長蛇の列を作ったそうです。このようなことは、ベトナムではこれまで無かったことだとうかがって、感動して本当に胸が熱くなりました。

 ベトナムの音楽は、素朴で独創的な楽器…たとえば手を叩く波動に共鳴して音階を刻んで鳴る竹や、石で音階を奏でる石琴、日本の琵琶のような音色を出す、私にはベトナム版津軽三味線のように感じられた、ダンダーイという楽器など、飾らないありのままの自然の音色が心に響きます。

 色鮮やかな美しいアオザイに身を包んだ踊りや演奏を聴いているうちに、ベトナムの明るい青空の下、一面に広がる水田に、美しい緑色の稲がどこまでもたなびく、平和で穏やかな情景が浮かんできました。そして、かつてベトナム戦争時代に、サンケイ新聞の特派員だった近藤紘一さんの名著「サイゴンから来た妻と娘」を夢中で読んでいた日々を思い出し、久しぶりでベトナムを身近に感じたひとときでした。
 
来年は、皆さまにもおすすめのコンサートです。